FCBでロコモトレーニング Locomotive(ロコモティブ)症候群は、骨、関節、筋肉などの運動器の働きが衰えることにより、暮らしの中の自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきりになり、要介護になる危険の高い状態をいいます。
現代社会において重要な事は、健康で活動的な『健康寿命』を延ばすことです! FCBを使って、ロコモチェック、ロコモトレーニングを始めて健康寿命を延ばしましょう! FCBによる体幹筋の向上は、現代人の健康寿命を脅かすメタボリックにもロコモティブにも有効です。 深部筋の筋力向上により 基礎代謝の向上・・・メタボリック対策 機能的な身体の使い方獲得・・・転倒予防、ケガの予防、ロコトレ QOL、健康寿命の向上 FCBを使って、ロコモティブ(運動器)症候群の予備群かどうかロコチェックしてみましょう |
ロコチェック その2:筋力チェック
立ち上がりテスト
台に座った状態から立ち上がることができるか否か(動作の遂行能力:パフォーマンス)を調べるという簡便なテストである。能力のグレード分け(段階評価)は、「台の高さ」と「両脚か片脚か」の条件の組み合わせでランクづけする。すなわち、40cm、30cm、20cm、10cm(FCBを使った場合は50cm、40cm、20cm)の高さの腰かけ座位から、両脚立ち上がり、または片脚立ち上がりを用いて判定する。
各台に腰かける際、足部をブロック端に接触させ、下腿を床面と70°程度になるように腰かけ座面位置を調整し、両手を胸の前で組んで国定し、体幹はあらかじめ軽度前屈位に保持する(開始肢位)。立ち上がりの際には、可能な限り反動を使わないようにし、立脚側腹が内外側へ偏位しないように指示する。また、片脚立ち上がりでは、非測定脚の膝を伸展させ、床に接触しないように指示する。各高さの台での試行は2回までとし、立ち上がりの終了肢位にて、バランスを崩さず3秒程度保持できた場合を「可能」と判定する。初めにFCBを縦に置き50cmから両足での立ち上がりテストを行わせ、次に左右の片足でのテストを実施し、自分が出来ない難易度がわかるまでFCBの高さを40cm(FCBを普通に置いた場合)、20cm(FCBの台形の上辺側)へと難易度を上げていく。各高さの台の間は約1分間の休息を取るようにする。
FCBでの立ち上がりテスト
(レベル1:50cmで両足・片足)
FCB50cmを縦に置き、両足で立ち上がりが出来るかチェックする
両足の場合 片足の場合
立ち上がりテスト
台に座った状態から立ち上がることができるか否か(動作の遂行能力:パフォーマンス)を調べるという簡便なテストである。能力のグレード分け(段階評価)は、「台の高さ」と「両脚か片脚か」の条件の組み合わせでランクづけする。すなわち、40cm、30cm、20cm、10cm(FCBを使った場合は50cm、40cm、20cm)の高さの腰かけ座位から、両脚立ち上がり、または片脚立ち上がりを用いて判定する。
各台に腰かける際、足部をブロック端に接触させ、下腿を床面と70°程度になるように腰かけ座面位置を調整し、両手を胸の前で組んで国定し、体幹はあらかじめ軽度前屈位に保持する(開始肢位)。立ち上がりの際には、可能な限り反動を使わないようにし、立脚側腹が内外側へ偏位しないように指示する。また、片脚立ち上がりでは、非測定脚の膝を伸展させ、床に接触しないように指示する。各高さの台での試行は2回までとし、立ち上がりの終了肢位にて、バランスを崩さず3秒程度保持できた場合を「可能」と判定する。初めにFCBを縦に置き50cmから両足での立ち上がりテストを行わせ、次に左右の片足でのテストを実施し、自分が出来ない難易度がわかるまでFCBの高さを40cm(FCBを普通に置いた場合)、20cm(FCBの台形の上辺側)へと難易度を上げていく。各高さの台の間は約1分間の休息を取るようにする。
FCBでの立ち上がりテスト
(レベル1:50cmで両足・片足)
FCB50cmを縦に置き、両足で立ち上がりが出来るかチェックする
両足の場合 片足の場合
立ち上がりテストの利点と課題
立ち上がりテストによる下肢筋力評価には従来の専門的な測定機器に比べて次のような利点がある。安価、機器の操作もなく、台を持ち運ぶだけでどこでもできる利便性、測定結果の提示が容易(台の高さの立ち上がり動作の成否で表現)、従来の最大筋力測定に比べ最大努力に伴う血圧上昇の心配が少なくリスクが低い。しいて言えば、立ち上がり時の転倒に注意が必要。 図1にあるように立ち上がりテスト結果から、自分の筋力がどの程度かわかり、目標設定やロコモティブ症候群(運動器症候群)の重症度の評価や予防の手助けとなります。 また、この立ち上がり動作は、トレーニングとしても使用できます。 参考文献 1.山本利春、村永信吾:下肢筋力が簡便に推定可能な立ち上がり能力の評価,Sportsmedicine, NO.41:38-40, 2002 |
図1:立ち上がり能力による下肢筋力評価(文献1より引用)
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