FCB誕生秘話 FCBは、ラグビーの現場での真面目な発想から、2年以上の試行錯誤を経て、検証を重ねてエビデンス作りをして現在の形に進化してきました。
当時開発者が所属していたラグビーチームは、日本一の実績もある伝統のある強豪で、全身のウエイトトレーニングはもちろん、体幹筋群のトレーニングについても、どこよりも多く実施している自負がありました。しかし、チームに所属している外国人選手からは、「日本人はウエイトルームでは強いけれどグランドでは弱い」といつも言われ続けてきました。確かにトレーニングの量や強度、筋肉の量では計れない“素の強さ”が外国人選手の中にあることを常日頃感じていました。 その“素の強さ”を分析すると、体幹筋群の強さであり、身体の使い方の巧さでした。当時、チームの重要戦略キーワードは“立って繋ぐラグビー”“倒れないラグビー”を実現することであり、まずは“倒れない”を実現するために、股関節内転筋と体幹筋群を連動して強化することの実施方法を検討しました。そして、FCBを用いて股関節内転・内旋筋群と体幹筋群を同時収縮させてトレーニングすることによって、通常の腹筋トレーニング(シットアップ)よりも大きな筋活動量が得られることに加え、腹横筋の積極的な活動も引き出せることを確認しました。 筋肉を一つ一つ単体として、または直線的に単なる収縮運動として強化するのではなく、実際の身体の使い方の連鎖を念頭において強化方法を検討する。そして実施する。そんな現場の発想から生み出されたて完成したものがFCBでした。その後このチームは、突出したフィジカルの強さとそれを生かした戦術で何度も日本一のタイトルを獲得する強豪になりました。 このFCBを使ったトレーニングの特性は、投球動作やバッティング、格闘技など体幹筋群と股関節の内転・内旋動作が強調されるスポーツ動作に対し、新しい強化方法の着眼点であると考えています。 また、骨盤内の筋にも大きく刺激が入ることから、骨盤底筋強化にもつながると考え、女性特有の疾患にも大きく貢献できる可能性を秘めています。今後研究を進めて参りたいと思っております。 形や素材がごくごくシンプルなことが幸いし、ストレッチやリラクゼーションツールとしての用途が無限大にあり、多くの方々の健康や競技力向上のお役に立つ商品になれば大変うれしく思います。 今後もしっかりと研究活動を続けて参りたいと思います。 何か不明な点やお気づきの点がありましたらご教授いただけましたら幸いです。 |