FCBの運動連鎖(パフォーマンスを向上させるためのコアトレーニング)
身体には力を伝達させる通り道があります。関節を挟んで隣会う筋肉は、腱や筋膜を介して連動し、力を伝達させて身体動作を可能にします。このことを運動連鎖(Kinetic Chain)と言います。
この運動の連鎖をスムーズに行えるようになると、力のロスが少なくなり、効率的な動きが実現できるので、スポーツパフォーマンスが向上します。
特にFCBを用いたトレーニングにおいて、効果的に鍛えられるのは前斜走の運動連鎖です。股関節内転筋群は恥骨結合で筋膜を介して、腹筋群とつながり、そのまま胸筋群へと力が伝達されていくのが、この運動連鎖です。
この運動の連鎖をスムーズに行えるようになると、力のロスが少なくなり、効率的な動きが実現できるので、スポーツパフォーマンスが向上します。
特にFCBを用いたトレーニングにおいて、効果的に鍛えられるのは前斜走の運動連鎖です。股関節内転筋群は恥骨結合で筋膜を介して、腹筋群とつながり、そのまま胸筋群へと力が伝達されていくのが、この運動連鎖です。
*アナトミートレインより引用
FCBを股関節で挟んだ普通のシットアップでも、内転筋群~腹直筋~胸筋群の運動連鎖のトレーニングを行う事が出来ます。 しかし、実際のスポーツ動作は回旋を伴う事が多いため、腹直筋ではなく、同じ恥骨結合に停止する腹斜筋群も追加してトレーニングを行うと動作改善には効果的です。 その方法としてR-bodyProjectで元巨人軍の桑田真澄投手が行っていたように、FCBを大腿部で挟み、体幹部をツイストさせます。 つまり、ツイスト腹筋with FCBをやります。 ポイントは、内転筋群で強くFCBを挟みながら、下肢を体幹とは反対側に捻ります。うまくいくと、内転筋群から腹斜筋群に電気が走るような感覚が走り、個別であるはずの筋肉が筋膜で連結し、これらの筋肉を連動させて使えている事を感じる事が出来ます。 このFCBでしか実現できないエクササイズで前斜走の運動連鎖を連動させた身体の使い方は、下の写真のように野球のバッティングや投球動作、力強いランニングやコンタクトの瞬間、格闘技など、あらゆるスポーツシーンに頻繁にでてきます。これら股関節と体幹が連動したすべての動きはFCBトレーニングにより効果的に強化することができ、片脚の力強さ、軸の安定が必要な身体コントロールの強化に有効であり、運動連鎖を向上させるので、動作が改善されます。 難易度は少し高いですが、電気を走らせてみてください!びっくりしますよ! 是非挑戦してみてください。 |